長崎・野母崎名産|ごまどうふ製造元 観月|通信販売

胡麻の栽培

日本料理には、胡麻豆腐やすり胡麻の和え物など、胡麻を使った料理がたくさんありますが、現在日本で販売されている胡麻のほとんどは、海外から輸入されています。
胡麻の栽培に適しているのは、一年を通して温暖で日照りが良い気候なので、インドやアフリカなどの地域で多く栽培されています。
日本では市場に出回っている胡麻の約0.1%しか栽培されていないので、胡麻の栽培方法を知っている人は少ないです。

そこで、胡麻の栽培方法を紹介したいと思います。

胡麻の種まき

胡麻はとても寒さに弱いので、温かい時期に種を植えないと上手く発芽しません。
25~30度が胡麻の栽培に適した温度なので、日本では5~6月頃に種を撒きます。20cmくらい間隔を空けて一カ所に4~5粒ずつ種をまき、たっぷりと水やりをします。気温が高い日が続けば、5日~1週間程で芽が出てくるので、良い芽だけを残すために生育の悪い芽を間引きします。

一本立ちさせる

芽が出てから2週間ほど経つと、茎が伸びて立派な葉が生えてきます。
株を一本立ちさせるために、一番良い株を選んで2回目の間引きを行います。胡麻には、アブラムシやスズメガなどの害虫が寄ってくるので、こまめに虫の駆除をしましょう。
7月~8月には苗の長さが1mくらいに伸び、胡麻の花が咲きます。白胡麻の花は白く、黒胡麻の花は紫色の花が咲きます。花の下には鞘が付いていて、その鞘の中に胡麻の粒が入っています。

胡麻の収穫

胡麻の栽培

8月下旬~9月になると、胡麻が成熟して鞘の色が黄色く変化します。
胡麻が完全に成熟してしまうと、鞘が割れて胡麻が外へ飛散するので、鞘が割れる前に胡麻の収穫を行います。胡麻の収穫は、鞘を一つ一つ摘み取る方法と株を刈り取る方法があります。収穫した胡麻を選別して汚れを落とし、乾燥させれば料理に使用する胡麻の完成です。

 色々なレシピに使われている胡麻ですが、私たちが美味しい胡麻を食べられるのは農家の方が手間をかけて胡麻を育ててくれたおかげという事を忘れないでください。

当店では、胡麻をたっぷり使った美味しい胡麻豆腐を販売しています。金胡麻豆腐や抹茶胡麻豆腐など、色々な種類の胡麻豆腐があるので、胡麻がお好きな方は当店の胡麻豆腐を召し上がってみてください。